シャツのディテール
カラー
レギュラーカラー
最も標準的な開きと長さを持つカラー。濃紺のスーツと同様にもっとも基本的で、それ故最もエレガントな雰囲気を持っているのが魅力。
ボタンダウンカラー
剣先をボタンで留めたスポーティなカラー。ブルックス ブラザースの社長だったジョン・ブルックスがポロ競技観戦中にひらめいた。
ワイドスプレッドカラー
広角に開いているカラー。ネクタイのノットを太くしてゴージャスなVゾーンを作ることができる。ウィンザーカラーとも呼ばれる。
ラウンドカラー
剣先を丸くしたカラー。クレリックシャツなどエレガントなシャツに用いられることが多い。非ビジネス色が強調されるカラーである。
タブカラー
襟裏に小さなタブが付いているカラー。両襟を引き合わせることでネクタイを立体的に見せ、首元をすっきりさせるためのデザイン。
スタンドカラー
折り返しがなく文字通り真っ直ぐに立っているカラー。ネクタイを締めない時にコーディネイトしやすい。さまざまな呼び名がある。
パターン
ロンドンストライプ
地とストライプが等間隔で入ったパターン。
英国ではブロックストライプと呼ばれる。ストライプは太くて約1cm細くて約5mm程度。
英国ではブロックストライプと呼ばれる。ストライプは太くて約1cm細くて約5mm程度。
オルタネートストライプ
オルタネートとは「交互の」「互い違いの」の意。
2種の異なったストライプが交互に入ったパターンのこと。太さ、色で表情が変わる。
2種の異なったストライプが交互に入ったパターンのこと。太さ、色で表情が変わる。
ボールドストラップ
ボールドとは「目につく」「太い」の意。
輪郭のはっきりした肉太で色鮮やかなストライプである。幅は約1.5cmから3cmくらいまで。
輪郭のはっきりした肉太で色鮮やかなストライプである。幅は約1.5cmから3cmくらいまで。
タッタソール
白地に2色のチェックが交互に入っているパターン。
ロンドンの有名な馬市場を創設したリチャード・タッタソール氏にちなんだもの。
ロンドンの有名な馬市場を創設したリチャード・タッタソール氏にちなんだもの。
エンドンエンド
刷毛目とも呼ばれる。
縦横とも白糸と色糸を交互に配列して織ったパターン。無地に見える細かなチェックなので目立たず着やすい。
縦横とも白糸と色糸を交互に配列して織ったパターン。無地に見える細かなチェックなので目立たず着やすい。
グラフチェック
方眼紙のように白地にブルーなどの細かなチェックが一定間隔で入ったパターンのこと。
正統回帰の流れに乗って復活の兆しがある。
正統回帰の流れに乗って復活の兆しがある。
コンバーチブルカフ
シングルカフの一種でボタンでもカフリンクスでも留められるオールドラウンドタイプ。シングルカフとダブルカフスの中間といえる。
ダブルカフス
袖口を2重に折り返したタイプでフレンチカフとも呼ぶ。カフリンクスを前提としたドレッシーさが魅力。フォーマルシーンに似合う。
シングルカフ
折り返しのない1重のカフ。円筒形で樽に似ていることからバレルカフとも呼ばれる。通 常のシャツはほぼこのカフ仕様になっている。
カラーの種類と結び目の関係
スポーティな性格のボタンダウンシャツに似合うノットはやはりプレーンノット。ノットは緩く締めるのではなくきりりとシャープに決めたい。
ゴージャスな雰囲気を作ることができるワイドスプレッドカラーシャツには、ダブルノットかウィンザーノットで広角襟を飾るのが正解だ。